ブログを書こうと思ったのだけど、書きたいことが多すぎていっこうにまとまらなかったので、雪崩みたいにツイートした自分のツイートをまとめてみました。
本記事が書けたら(書かないかもしれないけど)これは消すかもしれないですが、何せ公演期間中に書くとしたら時間が足りない!ので、取り急ぎ。
ネタバレしてます。
戸塚くんのこと
ネタバレになるんですが、二幕の最初に歌ったあとの「難しい歌だった」は、今まで戸塚くんが発したどの台詞よりも説得力がありました!!!!
— rico (@riiicco2) 2020年1月8日
はー!楽しかった!俵星玄蕃めっちゃ上手くなってた、!!!!!!!!!!
— rico (@riiicco2) 2020年1月18日
「はっつぁん、いい匂いがする…」「?!イワシ臭かったか?!」ってところ好きすぎて毎回、カーーーーーーーッ、もう抱いて!!!!!!!!!!という気持ちになってる。わかります?
— rico (@riiicco2) 2020年1月18日
初日どうなるかなぁと思ってた喉も潰れずにすんだし、やっぱり戸塚祥太はやる男だよ
— rico (@riiicco2) 2020年1月25日
カテコでラサール石井さんと鈴木聡さんを呼び込んで、おふたりが挨拶するために駆り出されたマイクを鈴木さんの挨拶が終わったあと光の速さで受け取って自分で袖に返しに行こうとした戸塚くん見て、あージャニーズだなーと謎に感心してしまった。自然とそういうふうに体が動くのはね、積み重ねだよね
— rico (@riiicco2) 2020年1月24日
ストーリー(時系列)
本がよく出来てるなぁって思ったところがあって、八が大石蔵之介に武士は武士らしくいてくれないと我慢している自分たちはどうなるんだ!って怒ったあとに、喜多川と駆け落ちして町人として生活する貞四郎のシーンが入ることで、意識としても実生活としてもある身分の差が明確になるから、良い
— rico (@riiicco2) 2020年1月18日
阿呆浪士、二幕の吉原の河原で雪が降り始めてから、ずっと舞台の上が美しいのがいい。雪の振り方が場面によって違って、そこにいる人物の心情を表しているようでもあるので、一興。そこから最後の最後までセットを活かした演出が続くのもいい。引きで見るとよりいいなぁと思った。
— rico (@riiicco2) 2020年1月11日
討ち入りに行く八を見送る時、お直は一張羅っぽいピンクの着物に着替えるんだけど、お幸はいつもと同じ着物でさぁ。もうその時点で泣けるよね。なんで泣いてるのかは自分でもわかんないけど。
— rico (@riiicco2) 2020年1月25日
阿呆浪士でいいなぁ〜って思ったところ、八が○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○がとても人間っぽくてよかった。そのおかげで○○○○○○○○○自担が見れたのも最高👍 https://t.co/rKdjwca80A
— rico (@riiicco2) 2020年1月9日
阿呆浪士、討ち入り後の玉川奈々福さんの語りが素晴らしくていつも泣いてしまう。檜舞台みたいなセットが一番美しく見えるのは討ち入り後の泉岳寺のシーンだと思っている。上手に奈々福さん、下手に元禄堂の松村武さん、そして中央に福ちゃんの背中。無駄なものが全然ないなって思うんだよね。
— rico (@riiicco2) 2020年1月23日
討ち入り終わった後に、すずが泣き出すのめちゃくちゃ好きなんだよね。16歳の女の子が、ここまでいろんなものを背負ってよく頑張ったねぇ…という気持ちになる。普段の伊藤純奈さんを私は知らないんだけど、大石すずを演じている純奈さんは凛とした雰囲気が素晴らしい。そして、南京玉簾かわいい。
— rico (@riiicco2) 2020年1月12日
吉良の首を取って勝鬨を上げたあと、すずが泣き始めてから赤穂浪士が吉良邸を出るまでひとつの台詞もなく動きと表情だけですべてを表現しているのだけど、言葉がなくても、というかない方がこんなに響くんだと感心してしまう。これも無駄なものが全然ないなって思った瞬間
— rico (@riiicco2) 2020年1月23日
最初に見た時、貞四郎、なんで最後まで喜多川と生きずに切腹しようとするんだ……と思ったけど、貞四郎が自分の心に正直に生きた結果なんだろうなぁ。駆け落ちのシーンで、喜多川の「正直に生きるのはつらいことよ。建前で生きた方が楽」って台詞があるんだけど、この台詞が最後まで効いてくるんだね。
— rico (@riiicco2) 2020年1月12日
自分の心に素直に生きた結果、志を捨て喜多川と添い遂げることを選ぶし、武士として死ぬことを選ぼうとするのか…と思うと、それはそれで「正直に生きる」という心を貫いた結果で、それはめちゃくちゃ阿呆なことだけど、かっこいいことでもあるのかもしれない。残された人がどう思うか、は置いておいて
— rico (@riiicco2) 2020年1月12日
全体
私がここまでどハマりしているのは、舞台として無駄なものがないからめちゃくちゃ見やすいことと、とにかく登場人物が魅力的に描かれているからだと思う。役者の力ももちろんあるだろうけど、本がいいんだろうな。脇役がいないんだよね。ひとりひとりの物語がある。
— rico (@riiicco2) 2020年1月23日
主要キャラクターそれぞれがしっかり描かれているから、主張がわかりやすくていいなぁと思った。主役は八だけど、主役だけではなくひとりひとりに物語があって、ずっと退屈せずに観れるし、その上みんなが魅力的だから、好感が持てる。
— rico (@riiicco2) 2020年1月18日
ペンラ・うちわの演出について、ラサール石井さんは賛否両論あったというふうに仰っていた。たしかに最初は難しいところではあったけど、今では完璧なジャニオタさすがの順応力すぎて笑うし。結果的には私はめっちゃええやん!と思っていたりする。
— rico (@riiicco2) 2020年1月24日
我々をただのお客さまでなくさせてくれたことも、普段そんな光景を見たことのない人たちにそれを見てもらいたいと言ってくださったことも。粋なはからいだなと思う。
— rico (@riiicco2) 2020年1月24日
ペンラ持ちすぎて生まれた時からペンラ持ってたんじゃないかと思ってしまうくらい普通の文化だから、それを楽しんでくれるのはなかなか新鮮でありがたい✌️✌️確かに客席にできるペンラの海は綺麗だよね。オタクですら時々見入っちゃうので、もしも綺麗だと思ってくれる人がいたら嬉しいなぁ。
— rico (@riiicco2) 2020年1月12日
すずが南京玉簾やってる時、それを見てるスカピンと八がかわいいということはわかっているのに、私は自担である戸塚くんそっちのけで純奈さんを見てしまう。それほどにかわいい。かわいいよ、純奈さん。
— rico (@riiicco2) 2020年1月12日
Hamletの時から思ってたんだけど、本当に南沢奈央さんの声ってきれいだよね。そして、声の表現力がすごい。オフィーリアとお直という180度違う役を私は続けて見ることになったんだけど、同じ声なんだけど張り方と硬度が全然違うのでびっくりした。
— rico (@riiicco2) 2020年1月25日
鈴木さんがカテコで映画は映像に残るけど芝居は残らない。でも、繋がっていく、というようなことを言っていて思わず泣きそうになってしまったわけですよ。ラッパ屋の阿呆浪士の初演の時、八を演じたおかやまさんは今の戸塚くんや福ちゃんと同じくらいの年で、鈴木さんも35歳だった。いい偶然だね。
— rico (@riiicco2) 2020年1月24日
変なことを言っているかもしれないけど、こういう風に生きてほしいと思ってしまったのかなぁ。周りから馬鹿なやつだなぁと言われたとしても、生き方を曲げずに志を貫いてほしいと。そういう生き方を貫いた先の戸塚くんを想像してべしゃべしゃ泣きました。飛躍しすぎである。
— rico (@riiicco2) 2020年1月11日
この間観劇終わりに友達とご飯行ったとき「また死ぬの?!」って言われて、(そうそう死ぬんだよね〜)と思いつつも「死ぬけどあんまり悲しくない。変な言い方だけど、とつかくんにもこういう死に様を見せてほしいとさえ思う」と応えたのが、私の阿呆浪士のすべてですよ
— rico (@riiicco2) 2020年1月23日
いや、ほとんど戸塚くんのこと話してなくない?!
話してないだろうなぁとは思っていたけど、ここまで話してないとは思わなかった。何しに行ってるんだ、私…。さすがに反省したので、戸塚くんのよかったことを書いておきます。
- 八をとても魅力的に「演じて」いた
昨年「BACKBEAT」で戸塚くんが演じたスチュアート・サトクリフは戸塚くんのパーソナリティに近い部分も多々あって、スチュを見ている時間も多いけど、その後ろに透けている戸塚祥太を楽しんでいた部分もありました。(私は純粋な演劇ファンではなく戸塚くんのファンなので)
では今年彼が演じる八はどうかというと……遠くはないけど近くはない。心の根の部分はきっと似通っているものの、行動として現れる部分は普段の戸塚くんからは想像できない。そんな役を見事に演じ切っていたと思います。
時代物ということもあり、いつもとは違うビジュアルで舞台の上に立つ戸塚くんを最初に見たとき、正直に話すと面食らったしすぐに気持ちの整理はできなかったけど、その部分を超えさせてくれるくらいのパワーで魅力的な人物を演じ切っていたと思います。
戸塚くんの演じる八はとてもチャーミングでした。だらしないし、乱暴だし、無鉄砲だけど、どこか憎めない。本当にばかだし、立派な人物だとはいえないけど、ただのばかではない。「阿呆だけど、こいつはいいやつだ、すごいやつだ」と信じさせる説得力を持って、戸塚くんは八を演じていたと思います。(ファンがこのように評価するのは当たり前なので、一般的にはあまり意味のあることではないとは百も承知ですが…)
お芝居を通してそういった説得力を感じさせてくれたのは、私個人としてはとても嬉しいことでした。
- どんどん上手くなる
よかったところと言っていいのか悩ましくもありますが、本当にどんどん上手くなっていったなと感じました。毎年のことではあるのですが、今年特にそう思ったのは初めてのコメディーだからからもしれないです。初日に友人が「コメディーは“間”が大事だよね」と言っていて、私もそうだよねーと思ったのだけど、素人目ながら回数を重ねるごとにその“間”が上手くなったなぁと感じました。熱海から数えると七年目の個人舞台、まだまだ吸収することがあるんだなぁと感動しました。これ一体何目線?
あと俵星玄蕃ね!初日はあまりに不安で歌詞がまったく頭に入ってこず、二回目に見たときに「吉良ァのォ〜」をめちゃくちゃ外してくれやがって思わず椅子から転げ落ちそうになり、もうこれ一生ネタにしてやる…と思っていたけど、今ではしっかり歌えるようになりました。その分「難しい歌だった…」の破壊力は減りましたが、非常によかったです。(日常的に歌っている曲とは節回しがまったく違うし、曲としても普通に難しい歌だと思うので、本当によく頑張りました◎◎)
- 顔がいい
めちゃくちゃ顔がいい。
造形が美しいのはいつものことですが(最高か)、やっぱり戸塚くんは表情が豊かなところがいいですよね。八はとても表情豊かなキャラクターなので、戸塚くんが持っている表情の豊かさが活かされていてよかったです。概ね笑っているんだけど、だからこそ討ち入りをしないという蔵之介に啖呵を切るところの険しい表情が際立って最高でした。
「笑っている」といっても、全部同じじゃなくて、例えば討ち入りの前の幸と直とのシーンだとか、切腹前のシーンだとか、言葉で表そうとすると全部「笑っている」なんだけど、それぞれのシーンに相応しい感情が滲み出た「笑っている」なので、そこは見どころかなぁと思います。
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コメディーは苦手、と初日嘆いていた私ですが、結果的にはめちゃくちゃ楽しんでしまっています。もちろん劇場に何度も足を運ぶのは自担がいるからに他ならないので「作品が良かったから!」だけではないけど、今まで見た個人舞台の中で観劇後の満足度はかなり高いです。いいもの見た!と思える作品に戸塚くんが出られることに感謝。
阿呆Fes.次回は、1/31〜2/2までの大阪公演。もし迷っている方がいたらぜひ劇場に足を運んでいただけたらなぁと思っています。「損はさせません!」と私は言えます。