人生で一番いいコンサートを経験しました〜Sexy Tour2017 STAGE〜
Sexy Tour2017 STAGEに行ってきました!
よかった!すごくよかった!!
こんなコンサート出来ちゃうんだなぁ!5年ってすごいな!
そして、やっぱり、5人でこの瞬間を迎えられてよかった!!!!
それに尽きます。
振り返ろうと思うとこの5年間が走馬灯のように駆け抜けて、もう私死ぬのかなぁ、でもこれで死ねるなら本望だなぁと思いました。
ジャニオタ冥利につきます。
5年前、初めてのSexy Zoneの現場は2012.2.12の国際フォーラムでした。
デビュー当時、仲良くしてくれているお友達の間ではとても話題になっていたし、なんとなく漂うお祝いムードみたいなものは感じていたけれど、その頃の私はそこまで興味を持っていなかったです。
興味を持ったきっかけは、当時お友達と行ったファンの方主催?のクラブを貸し切ってのオールナイトイベントで、デビュー曲Sexy Zoneが流れた瞬間の異常な盛り上がりに圧倒されたこと。
周りの盛り上がりもさることながら、私自身もSexyZoneのイントロのドラマチックさで、何かが始まる時のワクワクドキドキする感覚を覚えて、一気にアドレナリンが放出されました。そうして、メンバーの名前と顔も一致していないにも関わらず、急に気になる存在となったのでした。
そんな気持ちのままにお友達についていく形で行ったのが国際フォーラムでのファーストコンでした。
あれから5年。盛り上がり盛り下がりはあったし、ずっと全力だったわけでもないし、一番だったわけでもないけれど、まさかこんな長い間好きでいられるなんて。当時の私はまったく想像していなかったと思います。
ところで、5年ってあっという間だけど案外長いんですよね。
産まれたての赤ちゃんがハイハイし始めて、立って歩いて、言葉を話し始めて、もう来年は小学一年生だね〜ってぐらいの年月なんですよね。
ということで、5年前と今の私の中の5人とSexy Zoneの話をします。
今も昔も基本的に現場オンリーで知らないことの方が多いので、あくまでイメージです。
🌹マリ🌹
5年前:お人形さん(リカちゃん系)。かわいい。日本語がんばって。\ほとんどだけどー/
今:お人形さん(バービー系)。感性がすごい。
何を隠そう、私がファーストコンで買ったうちわはマリウスくんでした。
どうだ、驚きだろう??
とにかく可愛くて可愛くて可愛かった。日本語もそんなに上手ではなくて、不安なりに笑顔を振り撒いているマリウスくんが健気で可愛かった。
それがどんどんどんどん背が伸びて、今では180センチ?どうなってるんだ。
昔は本当に子供で、風磨くんが愛情ゆえに揶揄うともうっ!ってなっちゃうこともあったけれど、今ではうまく受け流せるようになったマリウスくんの成長がMCの平和さを生みました。おかげで私の心の平穏が保たれています。
カタコトだった日本語もめきめき上達したね。歌や踊りだけでなく、生活の基盤まで変わってたくさんの初めてを抱え、誰よりも学ぶことが多かったであろう彼が、今こうして遜色ないパフォーマンスを実現できるのは、紛れも彼の無い努力の成果だと思います。
マリウスくんの努力を当たり前のように受け止めているところや、みんなを幸せにするのが夢!それが嬉しい!と胸を張って言える素直さが素晴らしいと思います。純粋培養すぎて、親御さんに子育て本を出版してもらいたいジャニーズNo. 1。
マリウスくんの感性には何度もハッとさせられたことがあります。大人に近付いてもその感性が失われていないのはとても喜ばしいことで、Sexy Zoneにとっても財産だと思います。
いつか、マリウスくんが考えたコンサートが見てみたい。それまでは死ねないなと思います。
🌹聡ちゃん🌹
5年前:小さい動物のようだ。歌声が綺麗。ファンサが丁寧。\ほとんどだけどー/
今:努力家で頑張り屋さん。前に向かって進んでいく力がすごい。上昇志向。
小さい頃は、小動物感がすごかった。ニコニコ笑って客席に手を振ってる印象がとても強いです。セクゾコンに行くまであまりファンサというものに縁がなかった私が、あ、ファンサってこういうものね!と実感したのは聡ちゃんを見てからでした。
歌声がとても綺麗。声変わり前の聡ちゃんの天使のような歌声がすごく好きでしたが、声変わりを経た、綺麗で優しい耳に馴染む声も大好きです。その声でまっすぐに歌う聡ちゃんの歌がとても好きです。
ダンスもピカイチで、いつも一生懸命。小さな体を物ともせず、全身をフル活用したダンスはステージの上でひときわ際立つ存在感を放っています。
マリウスくんと同じく、今そういう風に感じられるのも、それ相応の努力があったからなんだろうなぁと思います。
最近では、聡ちゃんの上昇志向が、Sexy Zoneの雰囲気をとても良いものにしていると思います。
いつもにこにこしていてあまり自分を見せない聡ちゃんだけど、言わずもがな悔しい思いをしたこともあるだろうし、その思いをバネに頑張った部分もあるのではないかなと思います。
最近の緑のペンラ率は、成長ももちろんあるだろうけれど、聡ちゃん自身の努力で勝ち取ったものではないかなぁとぼんやり思うことがあったりします。
聡ちゃんって案外頑固で意思が強そうだなと思うことがありますが、そんな直向きさをSexy Zoneというグループに持ち帰ってくれた聡ちゃんに感謝しています。
🌹勝利🌹
5年前:神様に作られた美しきエリート。顔小さい。頑張れ、頑張れ…。
今:誠実で優しい。容姿に内面の美しさが滲み出ている。Sexy Zoneの安定感担当。
天は二物を与えずというけれど、そんな言葉が嘘だということを体現している美しき私たちのセンター。
恵まれ過ぎた容姿に最初はとにかく驚愕しました。こんな綺麗な顔の子がいるんだなぁ〜と感心してしまいました。そのまま大人になったのも奇跡だと思います。ビジュアル面では安定感半端ない。
一方で、私が心の中で(頑張れ、頑張れ……)と呟いた回数は一番多いと思います。親のような目で見守り続けていましたが、今は全然!全く!心配ない!安心安全の我が軍のゼロ番です。
昔はただただ綺麗な子という印象だった勝利も、今では深みのある美しい人になりました。
センターに立っているからこそ、Sexy Zoneを背負っているからこそ、きっと遣る瀬無さを感じることもあったのではないかなぁと思います。その想いを歌や言葉を通して、どうにかして伝えようと努力してくれる勝利はとても優しいし誠実な人だと思います。
案外感激屋で泣き虫なところも可愛い。そのまっすぐさが安心感を生んでいます。
トーク面では、てんでバラバラでボケたがりと天然しかいないSexy Zoneの中で、唯一の良心となるツッコミ役に成長してくれたこともとても喜ばしいことです。
🌹風磨くん🌹
5年前:爆モテ。スクールカーストてっぺんのノリがこわい。見ててハラハラする。
今:白くてかわいい、マシュマロかな?情に厚くていいやつ。私の中のオンナを呼び起こす。
たぶん周りからすると、私が風磨くんを好きになることは予定調和だったと思いますし、私自身も今ではなるべくしてそうなったと思っていますが、最初はとにかく怖くて苦手でした!
今までの人生で、スクールカースト上位の男子は怖いとか、ガキ大将タイプ怖いとか刷り込みされていたから、なんとなく苦手だったんです。
それがどういうことかうちわを持つようになり、あまつさえ私史上初のファンサ落ちというものを経験したのも風磨くんでした。ファンサもらうと肌が綺麗になるって本当だったんだなぁと翌日しみじみ思いました。
そんなきっかけのせいもあり、風磨くんのうちわを持っている私はただのオンナに成り下がっています。
基本はふわふわのマシュマロなので、かわいいかわいいと愛でているけれど、ちょっと褒めてくれたり微笑みかけてくれたり手振ってくれたりするとただのオンナになるんです、自分がこわい。
昔は今日のご機嫌はどうかな?とハラハラすることもあったり、反抗期の風磨くんを許容できなかったこともあったけど、今ではすっかり丸くなって、仲間思いで情に厚いところが前面に出る“いいやつ”になってくれたことが私は本当に嬉しいです。
正直、23歳ぐらいまでは彼の反抗期に付き合うつもりでした。思ったよりも早く雪解けがやってきて肩透かしをくらいつつも、本当に本当に良かったと思っています。
ジャニオタ人生の中で特別な自担のひとりです。今後ともよろしくお願いします。
🌹健人くん🌹
5年前:なんだかよくわかんないけど、人生楽しんでそうだし、アイドル楽しんでそう。あと顔がかわいい。
今:人生楽しんでそうだし、アイドル楽しんでそう。大人。
デビュー当時はまだしも日に日にインパクトが強くなっていって、とにかくインパクトが強くてキャラが強烈だった。
とにかくインパクトが強くてキャラが強烈だった。
割と顔から好きになる私にとって、こんなに顔がかわいいのに、担当に出来そうにないことってあるんだなぁ〜とつくづく思った人でした。
本当はどんな人なんだろう……?と考え続け5年。今になってやっと、本当も何も本当に彼はこのままの人なのかもしれない、と思えるようになった人。
パーソナリティがわかりにくいというか、あまりに現実離れしすぎていて、神様に選ばれアイドルとして生まれついた人間なのか、はたまた現在のアイドル事情を憂慮した未来人が人類の叡智の結晶として産み出し現代に送り込んだアイドル特化型アンドロイドなのか、はてどっちだ?と思っていました。もちろん、人間ですけども。
今考えると、デビュー間もない頃から、健人は考え方が大人だったのかなぁと思います。それは彼の頭の良さゆえ。
私には物分かりがよすぎるように見えてしまった時期もあったんだけど、それも健人が大人だったからなのかなと思いました。
昔は、自分がSexy Zoneを引っ張らないと!頑張らないと!と孤軍奮闘しているなぁと感じることもあったけれど、最近はメンバーの成長とグループの雰囲気の良さからか、少し肩の力を抜いて遠くから眺めていることも多くなったように思います。なかなか休日のお父さん感もしくは子育てを終えたお母さん感が出てきていて愛おしいです。
5年前:キラキラアイドル。ふまけんとちびーず。
今:中身もキラキラなアイドル。みんないい子すぎて100回は産んだ。5人でSexy Zone。
冒頭でも触れた通り、デビュー時のキラキラ輝いて希望に満ち溢れているSexy Zoneから5年。
こんなに紆余曲折あるアイドルって他にはいないだろうし、今後一切出てきてほしくないと思っています。
メンバーが脱退することは他のグループに担当がいた時にも経験していたけれど、脱退ではなくて分裂のような形になることなんて前代未聞だろうと思っています。
デビューからしばらくは、ふまけんとちびーずの間にある壁というものをひしひしと感じたし、上手く噛み合わない歯車を誤魔化しながらどうにかこうにか回している感覚もありました。
ふまけんはふまけんで、仲が良いときは三人を置き去りにして二人の空気を作ってしまうし、仲が悪いときは目すらあわせないし。3人時代以外でもちょっともやもやすることもそれなりにあったように思います。
そういうぎこちない時代を越えてこそいいグループになれるというのは、W杯デビュー組が持っている宿命かもしれませんが、時には、本当にその日が来るのか不安に思うこともありました。
それでも、その日が来たよ!と、今なら胸を張って言える気がします。
最初はSexy Zoneという箱にぽんと入れられた寄せ集めの5人だったけれど、今では最初の箱に収まりきらず、その箱を飛び出して体ひとつで勝負していける正真正銘のアイドル。
それを作ったのは、彼らの人間としての素直さや努力を惜しまない姿勢だったのかなと思います。
ジャニーズのタレントさんは、みんな努力家ですし、すごく素直な人ばかりだから、Sexy Zoneが特別素晴らしいというつもりは全くないけれど、本当に頑張ったねと花マルをあげたいです。
もちろん、努力が全て報われるわけでもないし、素直であれば万事上手くいくわけでもありません。
運が多分に味方した部分もあるとは思うけれど、その運を掴めるような力強い意思の力を、彼らに今感じています。
結果論にはなりますが、5人で5周年を迎えることが出来て本当に良かった。
彼らと彼らの周りの大人たちに感謝しています。
全然コンサートのことに触れてないのに既に5000字も費やしていました。
さて、今回のコンサートですが、感傷的になる部分はさておき、とてもいいコンサートでした。
私の中のいいコンサートの基準は、パッケージに残して欲しいな、早く見たいな、と思えるかどうかなんですが、今回のコンサートはまさにそれでした。
まず、花道を作らずにショウとして完成させたのがとても良かったです。5年でこのステージまで来るんだなぁとただただ感心。
そして、オタクの心を読んだかのような演出が憎かった。
例えば、メンバーの過去のソロ曲・ユニット曲を他のメンバーも出て来て歌う。過去をなぞったようなエモい演出。そして、選曲もなかなかにオタク好み。見たかった、聞きたかった!を形にするコンサートでした。
風磨くんがこのコンサートを作れたのは、彼がソロコンを通して得た確かな手応えのおかげかなと思います。彼が、自分の頭の中のイメージを形にし、それが一定の評価を得たことはやはり大きかったのではないでしょうか。
風磨くんが作るコンサートはストーリーがはっきりしていてわかりやすいコンサートだと思っています。かっこいい部分、面白い部分、可愛い部分、全部詰め込まれているけれど、終わった時にすべてがいい意味で予定調和だったなと思える。エンディングに向かって収束していくいいコンサートを作っているなぁと思います。
構成や演出全てに5人それぞれの年月を感じられるとても素敵なコンサートで、それだけでもすごく見応えがあり、楽しいと心から思えるものでした。
そんなコンサートの中で、やはり一番印象に残っているのはWith youからアンコールのSexyZoneまで。
正直、泣かせにきたなと思ったけれど、泣かずにはいられなかったです。そして、周りからこんなにすすり泣きが聞こえたコンサートも初めてでした。
With youを当時の振り付けのままでパフォーマンスすると、振りが少ないせいかすごく間延びして感じて、そこに5年という年月とその間の彼らの成長を色濃く感じました。
そして、改めて聴くと、With youの歌詞とSTAGEの歌詞ってなんとなく通づるところがあるんですよね。未来に向かっていく力強さや、絶対に離さないという決意だったり。
それを5年の時を経た今歌うからこそ、説得力が増していると思います。
そこから続く5人ひとりひとりからの挨拶はすごく素敵で、彼らの5年間が詰まっていたように感じられました。
オーラスの挨拶で私が好きだったところ(ニュアンス)を、ここに少し残しておきたいと思います。
笑顔でいられるのはすごく素敵なこと。僕らの元気の源(聡ちゃん)
みんなをずっと幸せにしたい。みんなを笑顔にしたい(マリ)
みんなはよく「可哀想」って同情してくれるけど、俺らはそんな気はない(風磨)
厳しい現実が夢を壊すことがあるのなら、今度は夢で現実を壊してもいい(健人)
日本に来て右も左もわからないときに成長させてくれたのはこの4人(マリ)
自分が思うくらいだから、本当にすごい5人だと自信を持って言えます(勝利)
あんまり言いたくないけど、俺結構Sexy Zone好きなんだよね(風磨)
いまこうして俺らは一つになっています(健人)
10周年、20周年、何十周年先までみんなを幸せにしていくという自信があります(勝利)
約束します。ここだけではなく色んな景色を見せます(聡ちゃん)
私は、健人がメンバーそれぞれについて話しているあたりから泣き始めて、風磨くんがSexy Zoneが好きだと言った瞬間に泣き崩れそうになりました。
泣くとは思っていたけど、こんなに泣けるとは思っていませんでした。
そんな感動的な挨拶から歌うSTAGE。今の彼らの歌。
どの部分を切り取ってもすごく素敵な歌だけれど、私は毎回「最低、最低…」のところでぼろぼろ泣いていました。
悲しい思いをさせてしまった、つらい思いをさせてしまった、と口々に言うし、それは事実ではあるものの、彼らだってつらい思いをしたんだという当たり前のことに気づかされて、なんだか情けなくなりました。
離れようと思えば離れることが出来る、見ないでおこうと思えば見ずにいられるけれど(逆に好きだからこそそれが出来ないから辛いというのももちろんあるけれど……)、彼らはどんな状況でもSexy Zoneで在り続けなければならない。人前に立つ時は笑ってなきゃいけない。それって、結構キツイことだったのではないかなぁと思います。
5年前、大人たちに決められてただ回り続ける地球の上でがむしゃらにもがきながら自分たちの道を探していた彼らが、今度は自分たちの手で地球を回そうとしている。決められたやり方ではなくて、自分たちの力で未来を創ろうとしている。レールのない未知の世界へと足を踏み出そうとしている。
STAGEは、ファンへのラブソングであり、今は道が分かれてしまった人々への感謝の歌であり、彼ら自身の強い決意を表した歌でもあるように思います。
オーラスのSTAGEの曲中で、これまで涙を見せることがなかったマリと聡ちゃんが見せた涙には、この5年間の色々な感情が詰まっていたんじゃないかなぁと思います。
強くて頑張り屋さんな二人の涙を見て、二人がその肩に背負っていたものが少しは軽くなったかもしれないと、私は少し安心しました。
この歌を力強く安らかな気持ちで歌い、聴きながら、本編最後を迎えられるって本当に幸せなことだなと思います。
そんな感動も冷めやらぬままアンコール。SexyZoneのイントロが流れます。
当時のままの衣装、演出。それぞれの手に携えた5本の薔薇。オーラスでは客席いっぱいに咲く2万弱の薔薇。すごく綺麗で感動的でした。
デビュー曲ってやっぱり特別ですし、SexyZone自体がとてもドラマチックな曲だから、あの頃感じた高揚を体が思い出しました。
そんな曲なのに、5人そろった形で聴けないときもあって、それがすごく悲しかったことも思い出しました。
思い出すことはたくさんあったけれど、目の前にあるのは、あの頃と同じだけど全く違う、今の5人のSexyZoneでした。
私はやっぱりコンサートが好きです。
コンサートの空気がすごく好きです。
いいパフォーマンスを見せようと、みんなに夢のような時間を与えようと、一生懸命になっているステージの空気も、与えられるだけじゃなく伝えようと一生懸命になっている客席の空気も、それを支えているたくさんの人の気配も。すべてがすごく愛おしいと思います。
たぶん、2017.5.7のSexy Tour2017 STAGEが今までの私の人生の中で一番いいコンサートです。
色々な偶然や必然が重なったからこそ、こんなに心に響いて結果的に今まで一番いいコンサートだと感じたんだと思います。
だけど、これ以上のコンサートはないだろうなとは思えなくて、私が応援している人たちがこのコンサートを超えるコンサートを見せてくれる日が楽しみで仕方ない、そういう希望に満ちた気持ちにもなれるコンサートでした。
そういえば、コンサートの終わりはいつも寂しいけれど、今回は何故かあまり寂しくなかったんです。
それは、これからも彼ら5人のSTAGEはずっと続いていくんだなぁと思えたからかもしれません。
さて、最後に風磨くんの話をします。
風磨くんは、私にとって週刊少年ジャンプの主人公みたいな人です。「友情」「努力」「勝利」を地で行く、生まれついての正義の味方みたいな人。
私が、3人時代一番しんどいなぁと思っていたのは、本人たちがどういう気持ちでその時を過ごしているのかわからなかったからでした。
私は、風磨くんが好きだからどうしても3人側の目線で見てしまいます。3人側の目線で見た時、彼らは何を思って今活動しているんだろう、今の状況をどう受け止めているんだろうと考えることが何度もありました。時にはよくない考えが浮かんで不安が大きくなったし、勝手に不満を感じていた部分もあります。
信じなきゃという思いと信じられなくなりそうな不安の間で、信じることが義務になって、少し疲れてしまっていたんだと思います。
そんな時、風磨くんは折に触れて5人を感じさせてくれました。それが、私にとっては救いだったし、そんなところがすごく好きでした。
案外器用でうまく生きることも出来る人だとは思うけれど、そのうまく生きることだけを良しとしない姿勢がすごくかっこよかった。
今回の挨拶を聞いて、改めて風磨くんってかっこいいなと思ったし、好きだなと思いました。
みんなが抽象的な言葉でぼやかして語る中で、言葉を選ばずに切り込んで、自分の思っていることをはっきりと伝えてくれる風磨くんは、一方から見たら配慮が足りないかもしれないけれど、一方から見たら誤魔化さないまっすぐな人。そのまっすぐさがすごくかっこよかった。
どんなことにも意味がある、山あり谷ありの方がいい、自分たちは可哀想じゃなかった、という風磨くんの言葉に私は概ね賛同できます。
それは、私自身の気質もあるだろうし、3人の側に担当が居たからというのもあると思います。
風磨くんの考え方が全てではないとは思います。けれど、彼はそういう風に思いながら今までやってきたんだなぁ、可哀想じゃないと思うことが彼を強くさせたのかなぁ、と思うと、なんだか涙が止まりませんでした。
本人も言っているけれど、色々なことがなければ、風磨くんのグループへの愛情はここまで大きくならなかったんじゃないかな。あるいは大きくなったとしても、もう少し時間がかかったんじゃないかな。そう思います。
風磨くんは、根っからの長男気質で、仲間思いで一度懐に入れたら守り続けるという思いが強い人だなと思います。そんな人だからこそ、悲しくて厳しい現実に直面した時に、自分がSexy Zoneを守らなければと強く思うようになったのではないでしょうか。
正直に話すと、デビューから2、3年は風磨くんを見ながら、つまんないんだろうな、不満なんだろうな、と何度も感じたことがありました。
Sexy Zoneよりも仲の良いJr.時代の仲間たちと一緒にやりたかったんだろうなと思うこともありました。彼の中で燻っている自分が置かれた状況や周囲への不満が抑えきれずに外に出てしまっているんだろうなと思うこともありました。自分より年上で気安くてぶつけやすいからこそ、割とあからさまに健人くんに対して不満をぶつけているように見えることもありました。
全ては私の主観なのに、その度にいい加減にしなよと憤り、すこし悲しい思いになって、見えない敵と戦っているような気持ちになったことがあります。とても疲れる時期でした。
でもね、今は、今後そんな思いをすることはないのかもなぁと思っています。
この5年で、本当に大人になったね。
あと個人的にとても嬉しかったのは、最後の最後までなかなかうまく噛み合わないなぁと思っていた健人くんとの関係が変わったことです。
ファーストコンで欲望のレインを見て、シンメっていいものだなぁと思いました。正反対の個性を持っているからこそ、二人であることがその個性を際立たせているし、そんな風に個として完成されていても、二人が並ぶと足りないものを補い合うようにぴったりとはまっている。
そんなふまけんに魅力を感じたからこそ、風磨くんが早く大人になってくれたらなぁと思いながら私は二人を眺めていました。
健人はずっと風磨くんの中のやりきれない思いに気付いていて、それにそっと寄り添ってくれていたんだと思います。
ハリネズミみたいに体を包んでいた棘が健人くんを遠ざけていたのかなぁと思うけど、それが取り去られた今はその頃より近い距離に二人はいると思っています。
“風磨くんが今置かれている状況を愛せるようになって欲しい。”
私が抱いていたその想いは5年の時を経て、初夏の高くて青い空に吸い上げられていきました。
自分より悲しんだ人たちの気持ちを無視はできないし、これでよかったなんて言うつもりはないけれど、菊池風磨を好きな私は、この5年間には絶対に意味があったと思えます。
変わった部分と変わらない部分、大人にはなったけれど、大人になりきらない。そんな風磨くんが好きです。
今はもう研いだ爪を隠すことが出来るだろうけれど、理不尽なことや信念に反することには牙を剥き続けてほしい。そのギラギラした美しさを持ち続けてほしい。
翔さんのリリックではないですが、そんな風に思います。
思い返してみると、Sexy Zoneのツアーで生で見ていないのは2012年のアリーナツアーだけでした。
たまアリの夏コンは、私生活が一番辛い時期で、その時ばかりはもう疲れたなぁと思ったけれど、それ以外で不安にはなれど絶望したことって意外となかったかもしれません。
辛くても悲しくても、なんだかよくわかんないし根拠はないけどきっと大丈夫という気持ちでいられた気がします。
それはどんな時でも、彼らが一生懸命だったからかもしれません。
このツアーが終わってしまった今、残されたのは確かな手応えと大きな希望でした。
出来ればこれからも、彼らの夢と成長を見届けられたらいいなと思います。
***
おまけ感覚でコンサートで好きだったところをセトリとともに列挙します。
ただの忘れないためのメモ書きです。
(ふまけんソロに対して笑い過ぎているので先に謝ります。ごめんなさい。)
🌹OP〜ROCK THA TOWN
🌹Celebration!
Aメロの健人パートで聡マリに両側から挟まれてほっぺチューされるの可愛すぎ。中島、お父さんみ半端ない。
🌹Miss Mysterious
少クラ見てなかったから、久々にふまけんの背中合わせにぎゃってなった。
ふまけんが脱ぎたがるのがウケる。
🌹マリウストーク〜Why?
マリウスのシェイクスピア感ハンパない。そして、マリウスは魔法使いであった。
🌹過去のソロ曲映像〜Teleportation
懐かしすぎて死んだ。エモすぎる。テレポのイントロでまた死んだ。しかも、5人だったからもう生きられない。
先述の通り、ソロ曲をみんなでやる(ないしはセルフバック)というジャニオタ好みのツボを的確に押さえすぎ。
なお、歌割りも完璧な模様。
あと、健人くん赤が似合いすぎて、生きるのつらい。
🌹King & Queen & Joker
オルゴールアレンジのSilver Moonの肩透かしがひどかった。レーザーを使ったマリオネットみたいなダンスがすごくきれい。そこからオルゴールアレンジのKQJイントロ。おもちゃ箱みたいで幻想的な演出だった。
🌹ダンケ・シェーン
オーラスで泣いた。割といつも泣きそうになるんだけど、Cメロの歌詞がとんでもなくハピネスでピースフル。
マリがいつも言ってることをそのまま歌詞にしたみたいで、むしろこっちがありがとうしかないと思う。
今この場所で歌ってくれてありがとう。日本に来てくれてありがとう。
🌹よびすて
🌹キャラメルドリーム
snow風演出が可愛すぎ。こういうの思いつくのは若さゆえだなぁと思う。何がかわいいって自分で顔を合わせにいってるところがかわいい。風磨くんは割といつもあってない。
目の前のたった一人に〜のところで、健人に指さされて、わぁ♡ってなってる風磨くんのブリブリさにイラッとしつつもご褒美すぎてつらい。
聡ちゃんのDa Ba DAが面白すぎ。勝利と聡ちゃんがちょけてるのも、健人に果敢に向かっていく聡ちゃんもかわいい。産んだ。
🌹ぶつかっちゃうよ / Hey you!
こういう時に全力になるのは健人のお家芸だったのに、聡ちゃんが華麗に奪取していった。
Hey you!ツムツムは至高。天才かよ
🌹MC
Sexy ZoneのMC本当に面白くなったね!
昔と流れはあまり変わってないんだけど、風磨くんの好きな子いじめちゃう感はだいぶ緩和されたし、みんなが話せるように話を振るようにしているんだろうなって思うし、ハラハラすることが少なくなってほんとよかった!勝利が良心でいてくれてよかった!聡ちゃんとマリウスがいじられキャラでよかった!健人は健人のままだけど、張り切りすぎなくなってよかった!
🌹君だけFOREVER
🌹Sweety Girl
着ぐるみ聡マリの身長差がすごい。\ほとんどだけどー!/
風磨くんは兎の首を獲った風のポーズほんとやめてください。笑いすぎて死ぬ。5/4夜かな?サザエさんの真似をして、健人くんに足蹴にされる風磨くんにとてつもなく興奮しました。性癖です。
🌹私のオキテ
マリウスの着替えエロい。
とにかく脚が綺麗すぎて顔を見るのを忘れて脚をガン見した。結果脚の記憶しかない。
🌹It's Going Down!
風磨くんのソロでは一番好きだから、ここで聴けてよかった。
レーザーを駆使した演出がかっこよすぎるし、歌割りがすごい。マリの声とこの曲が合いすぎ。無垢なのにエロティックで、神聖なのに魔性。
🌹24-7
🌹Break out my shell
聡ちゃんのことを聡ちゃんと呼ぶのが憚られる。松島さん。
🌹Slow Jam
心地いいR&B。ステージぼんやり見ながらゆらゆらしてた。酒が飲みたい。
🌹rouge
5年の年月は、この曲をここまで変えるんや。TDCで聴いたrougeとは全く別の曲。
自担のソロで笑ってはいけない数分間を過ごす私の気持ちになってください!好きだ!バカ!
🌹Hey!! Summer Honey
引き続き笑ってはいけない数分間の予定が堪えきれず笑ってしまう。ふまけん、相変わらずキャラ濃い。
このコンサートで一番元気が出る。蜜を吸われる準備をするブルーオーシャン(客席)日本語でお願いしていいですか?
見所は、自分でキラキラを振り撒く中島。
🌹Stand up! Speak out!
🌹勝利の日まで
未だに、夏なの冬なの、発売は秋だけどね、というこの曲の謎は深まる。こんなトンチキソングなのにコンサートでは欠かせない曲になりました。
最弱王風磨くんがじゃんけんに勝ってソロを歌った。(5/7)
🌹With you
🌹STAGE
いい曲だなぁ(落涙)
聡マリが泣いてしまった後、風磨くんに連れられた5人が一箇所に集まって肩を寄せ合って歌う姿は永遠に心のフィルムに焼き付けておきたい瞬間。
涙で前が見えなかったから、出来れば映像に残して欲しいんだけどなぁ。
〜EC〜
胸が熱い(落涙)ここから始まった。
オーラスの薔薇のサプライズを見た勝利の顔がすごくよかったー!泣きそうになりながら歌ってるのよかったー!なんて愛おしいの!
🌹カラフルEyes
🌹Make my day
🌹Congratulations
上手に歌うと風磨くんが上から目線で褒めてくれる曲。私が猫だったら、ヘソ天でゴロゴロ喉を鳴らしている。
最初は、トニトニで3人で歌っていたこの曲が紆余曲折を経て5人の曲になった時は泣いた。今ではとてもいい曲。
〜WE〜
🌹Silver Moon
歌う曲ねーんだけど!みんな歌えるんだったらもう一曲やるよ!と煽りまくったおかげで、ほぼフルコーラス驚きの大合唱だった。なかなかない光景で感動した。
ステージセットにタイトルがあるのに歌ってくれなくてやきもきしていたので、イントロが流れて、タイトルが光った瞬間夢かと思った。華麗なるフラグ回収。私が一番好きで一番聴きたかった曲。(たぶん聴きたかった人は多そう)
みんなが待ってる曲を、満を辞して披露するSexy Zone出来る子すぎる。